atma.ioに関するよくある質問

atma.io コネクテッドプロダクトプラットフォーム:よくある質問と回答をご覧下さい。

atma.ioとは何ですか?

atma.ioコネクテッドプロダクトプラットフォームは、日用品に固有のデジタルIDを付与することで、コネクテッドプロダクトの力を引き出すプラットフォームです。製品の供給元から消費者まで、そしてその先まで、個々の製品に関連するすべてのイベントをトラッキング、保存、管理することで、比類のないエンドツーエンドの透明性を提供し、循環型社会を実現します。ioは、コネクテッドプロダクトプラットフォーム(デジタルIDの「アプリストア」)と統合されたフロントエンドアプリケーション(サードパーティのソフトウェアソリューション)のエコシステムをお客様に提供します。

Avery Dennisonがatmaと名付けた理由は何ですか?

「atma」はサンスクリット語で「魂」を意味します。 atma.ioのビジョンは、世界中の形ある製品に、ライフサイクル全体を通して、一貫した固有のデジタルID、いわゆる「魂」を持たせることです。形ある製品は(原材料から完成品まで)様々な変化を遂げます。atma.io コネクテッドプロダクトプラットフォームは、バリューチェーン全体で透明性を提供し、すべてのステークホルダーが製品の内面に宿る魂を見ることができるようになります。

「.io」は何の略ですか?

.ioは、テクノロジー企業において非常に一般的なドメイン名です。 atma.ioを設計する際の新しいアプローチを示しています。

atma.ioの新機能 / 競争上の利点は何ですか?

Avery Dennisonは、ラベル / デジタルトリガー、真のコネクテッドプロダクトを作成するソフトウェアプラットフォームを提供し、エンドツーエンドの可視性に向け、データの力を引き出すスマートな「ワンストップショップ」を提供します。

atma.ioは、市場で最も幅広いユースケースを提供しており、原材料から消費者に至るまで、そして逆の方向においても、真のエンドツーエンドプロセスをカバーしています。 

atma.ioの製品設計に対する考え方は、ソリューションをモジュール化し、あらゆる既存ビジネスインフラストラクチャとの相互運用性を持たせることで、ビジネスオーナーに柔軟性を提供することにあります。ビジネスオーナーは、現在の具体的なニーズに対し、確実に対応するプラットフォームを活用することで、ビジネスに役立つ新たな方法を見つける度に、活用範囲を広げることができます。

atma.ioの仕組みについて教えてください。 顧客、パートナー、開発者にとって何を意味しますか?

オープンかつ簡単に統合でき、システムに依存しないatma.ioは、QRコード、UHF RFID、NFCなどのデジタルトリガーを、異なる目的で使用するサプライチェーンの「市場における悩み」を解決し、また個品レベルの全データをエンドツーエンドのプラットフォームで接続できるようにします。 

atma.ioは、ブランド、サプライチェーン、消費者に対し、真のコネクテッドプロダクトにおける唯一無二のデータソースを提供します。atma.ioのアプリストアを通して、ブランドはアプリケーションのエコシステムを活用し、すべてのコネクテッドプロダクトのユースケースに適用することができます。お客様やパートナーは、atma.ioのエンドツーエンドのプラットフォーム上に構築することができ、成長への新たなチャネルを開拓することができます。 

アプリストアの仕組みを教えてください。また、パートナーにとってアプリストアはどのような価値がありますか?

atma.ioのアプリストアによって、ブランドはアプリケーションのエコシステムを活用し、コネクテッドプロダクトの全ユースケースに適用することができます。また私たちは、開発者やパートナーがatma.ioのエンドツーエンドのプラットフォーム上に構築し、相互の成長のための新しいチャネルを開拓することを奨励しており、インセンティブを提供しています。

atma.ioはアプリですか?

atma.ioは、サードパーティのフロントエンドアプリケーションのメニューを提供する、コネクテッドプロダクトプラットフォームです。atma.ioは、お客様が、またとない機会を逃すことがないように、より革新的かつ汎用性の高い方法で、コネクテッドプロダクトテクノロジーを発見し、活用できる、安全で信頼できる場所を提供します。当社のフロントエンドアプリケーションのパートナーは、ブロックチェーン/分散型台帳技術のプロバイダーから、消費者エンゲージメントにおいて、既成のユーザーインターフェース(UI)のデザインテンプレートを豊富に提供する企業まで、多岐にわたります。

主なユースケースと対象となる業界セグメントを教えてください。

現在対象となっている業界セグメントは、アパレル / 小売、化粧品 / パーソナルケア、食品 / 飲料、医薬品です。実際に有効なユースケースは次のとおりです。

  • 製品認証: 製品の偽造を食い止め、ブランドエクイティを保護します。サプライチェーンにおける様々なステークホルダーが、消費者に至るまでの流通過程で簡単かつ安全な製品認証を可能にします。 
  • アンチグレーマーケット: 製品の販売方法と販売場所を管理します。すべての製品に固有のデジタルIDを付与することで、サプライチェーン全体の可視性が高まり、流通チャネルをより効果的に管理して、ブランドとその利益を保護します。 
  • 消費者 / 製品の相互作用: デジタルプラットフォームとしての製品として、消費者が製品と直接やりとりし、つながりを持てるようにします。 ターゲットを絞った、コンテクスト依存のパーソナライズされた体験により、製品自体が消費者に語りかける直接的なコミュニケーションチャネルを確立します。 
  • 循環性: 消費者に権限を与えることで循環経済に貢献します。製品が効率的にリサイクルまたは再販されるように、簡単に返品できるシステムを実現します。 
  • 製品の生産証明書: 実績データを競争上の優位性に変えます。製品がどこでどのように作られ、何で作られているかについての情報を収集し、共有します。 個々の個品に固有のデジタルIDを付与することで、今日の消費者が求める原産地保証を提供できます。
  • トレーサビリティ: 生産地から消費者に至るまで、個々の製品の現在地を把握します。サプライチェーンに沿った管理過程全体を把握し、製品の流れに関するリアルタイムな洞察を得ることができます。当社のトレーサビリティ機能は、サプライチェーン全体で完成製品をトレーシングするだけにとどまりません。当社のプラットフォームにより、企業は生産に使用されている原材料を非常に詳細なレベルでトラッキングし、製品の完全な系譜を把握することができます。 さらにブランドは、各製品のカーボンフットプリントを個別に把握してトラッキングすることができます。   
  • 在庫精度: 信頼できる唯一の情報源を確立します。すべての拠点の在庫に関する正確かつ最新の情報は、適切な製品を適切なタイミングで消費者に提供するために、最も重要です。
  • 店舗運営の卓越性: 製品管理を円滑にします。エンドツーエンドに固有のデジタルIDを使用し、高速で効率的、かつ正確な在庫管理プロセスを実現します。 デジタルIDによって、過剰補充の受付から償却まで、小売環境における効率的なオペレーションが可能となり、ひいては顧客の満足度を向上させることができます。 
  • 流通センター(DC)のオペレーショナルエクセレンス: エンドツーエンドに固有のデジタルIDを使用し、正確で効率的、さらにはパーソナライズされたDCからの品出しと接続します。受け取り、ピッキング、配送のプロセスを変革し、小売店、卸売パートナー、最終消費者のいずれであっても、顧客が真に望むものを受け取ることができるよう、徹底します。 
  • サプライヤのオペレーショナルエクセレンス: 製造プロセスの透明性と精度を次のレベルへと引き上げます。製品の製造方法に関するリアルタイムな洞察を取得し、注文内容と出荷内容が一致していることを確認します。 
  • 賞味期限の管理: 生鮮品における物流に効率的に取り組みます。すべての製品に固有のデジタルIDを使用することで、個々の個品を追跡できるようになり、製品の製造日、「賞味期限」または「消費期限」に近づく時期を追跡できます。その結果、それらの制御が可能となり、非常に効率的な方法で製品の管理が可能となります。 
  • リアルタイムで行う個品レベルのモニタリング: 温度、湿度、重量などの課題は、製品をモニターするセンサーを個品レベルで追跡・トレース履歴に接続することで、製品状態のエンドツーエンド・ステータスをマッピングし、条件の許容範囲から外れた際にリアルタイムでアラートを受信することが可能になります。また詳細レベルでの状況の可視化と、リアルタイム通知による対応時間の短縮、並びにより正確な解決が可能になります。

atma.ioを産業市場やユースケースに活用できますか?

atma.ioは、あらゆる関連セクターに適用できます。私たちが紹介するユースケースとしては、製品認証、アンチグレーマーケット、消費者 / 製品の相互作用、循環性、製品の生産証明書、トレーサビリティ、在庫精度、店舗、物流センター、サプライヤのオペレーショナルエクセレンス、賞味期限の管理、リアルタイムで行う個品レベルのモニタリング、などが挙げられます。 

atma.ioに関して、Avery Dennisonのポートフォリオにおける他の製品に対する位置付けを教えてください。

atma.ioは、デジタルIDベースのユースケースを可能にするバックエンドプラットフォームとして位置付けられています。たとえば、AD Traceやデジタル・ケアラベルなど、アパレルRBIS部門を通じて販売されるコネクテッドプロダクトソリューションにとって、最適なプラットフォームになります。

atma.ioは、別のAvery Dennisonの製品 / ソリューション(RFIDなど)との組み合わせのみで販売されるのですか?

いいえ。atma.ioは、他のAvery Dennison製品 / ソリューションから独立したプラットフォームとして販売することが可能です。 

プラットフォームはどのようにして、データセキュリティを確保しているのですか?

atma.ioは、安全性と復元力の高い環境でデータを保存・管理するクラウドベースのプラットフォームです。すべてのatma.io APIが、最先端のデータ暗号化メカニズムとプロトコルを介して保護されています。さらに、データは高度なバックアップおよび復元メカニズムを備えた非常に冗長な方法(顧客のリクエストにより地域冗長性もオプションとして用意)で保存されます。 

atma.ioにはブロックチェーンも含まれますか?

はい。atma.ioは、ブロックチェーン(分散型台帳技術)を不変のデータストレージとして使用することができます。これは、私たちのパートナーネットワーク(例: Hedera Hashgraph、Mastercard、SUKU)を使用してアーカイブされます。また個々のユースケースに応じて、オプションで有効にすることが可能です。

atma.ioは、顧客 / ブランドのサステナビリティをどのようにサポートするのですか?

atma.ioがもたらす真の透明性により、組織に権限を与えることで、サステナビリティをもたらします。たとえば、透明性とは、商品の製造方法について粒度の高いサプライヤとの新しい関係の構築を意味します。

つまり、サプライヤは、責任をもって最高水準の基準を維持し、サステナブルに材料を調達する必要があります。また、各製品に「デジタル生産証明書」を付与することで、製品の再利用とリサイクルの機会を増加させ、サステナビリティに貢献します。 

atma.ioの利用が拡大し、開発者がプラットフォームに向けた新たなアプリケーションを構築することで、思いもよらなかった新しいサステナビリティの取り組みが始まるでしょう。