Avery Dennison - Inventory Accuracy Guide

2024年4月

Avery Dennison、日系小売業12社66店舗の棚卸データを独自に分析し、課題を明らかに

コロナ禍を経て、消費者は店舗、EC、モバイルアプリなどを自由に行き来し、いつでも好きな方法で買い物ができることを期待するようになりました。こうした消費者のニーズに対応するため、小売企業各社はあらゆる販売チャネルをシームレスに統合するオムニチャネル化を推進しています。そのためには、小売企業が各チャネルにおける在庫データ精度を向上させ、リアルタイムに在庫情報を更新できる仕組みを構築することが不可欠です。

本ガイドブック『その商品は今どこに?在庫データの不正確さがもたらす見えないコスト』では、小売企業の在庫データを分析し、 現代の小売業が抱える在庫管理の課題を明らかにします。

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ガイドブックの目次

  • はじめに
  • 調査の概要
  • 用語の定義
  • I. ロス率:「ロス率が低ければ在庫管理は問題なし?」に隠された在庫管理の実態、ある専門店のロスの内訳
  • II. 在庫データ精度:「隠された在庫のずれを見つける」
  • III. ゴーストストック率: あるはずの在庫が見つからない
  • オムニチャネルへの影響: オンラインの店舗の在庫表示も 正しいものではなくなる
  • 解決策: 在庫データ精度を上げるための棚卸しとRFID
  • 事例: 米国Walmart社がRFIDを使う理由
  • 提言: [在庫データ精度]と [ゴーストストック率] の分析から始める
  • 有識者コメント: 奥谷 孝司 氏 株式会社顧客時間 共同CEO 取締役
奥谷 孝司 氏 オイシックス・ラ・大地 COCO / 株式会社顧客時間共同CEO 取締役 「正確な在庫データは現代の小売業が抱える2つの課題解決に寄与します。 1つ目は顧客体験の向上です。デジタル時代の買物体験においてオンライン上の商品情報の正確性は必要不可欠です。在庫情報が売上に寄与することは本レポートが証明しています。オンラインとオフラインを行き来して買物をするのが当たり前の時代。皆さんの大切な商品の情報整備が買物体験価値を高める時代なのです。 2つ目は店舗スタッフの生産性と働き甲斐向上です。近年海外の小売業では従業員アプリの導入が盛んです。その目的には柔軟な勤怠・タスク管理や従業員教育がありますが、商品・顧客情報の店舗スタッフへの提供もあります。正確な在庫データを接客の武器として使える店舗スタッフは、自信を持ってデジタル時代の顧客と向き合うことができます。「商品在庫の有無」は当たり前ですが、顧客はもちろん、店舗スタッフにとっても購買意思決定の重要ポイント。このペインの解消が実現すれば、生産性の高い店舗運営の実現と店舗スタッフのやる気の向上が見込めます。 またこれらの実現にはRFIDが有効です。今後商品のトレーサビリティの把握から、販売後の商品保証にも活用されることでしょう。皆さんが真心込めて製造された商品を正確に管理し、デジタル時代のお客様にお届けするという商売の基本を極めるために、リアルタイムでの在庫の可視性をもたらすRFIDは大きな武器となるのです」