NRF 2025 enabling a connected product journey

Avery DennisonとBYBORRE、コネクテッドによる革新的なスカーフを開発

テキスタイルとテクノロジーの融合が切り拓く未来
Avery Dennisonは、ファッションイノベーターのBYBORRE社と提携し、コネクテッド機能を備えたスカーフを制作しました。Avery Dennisonのデジタルラベルと「atma.io」コネクテッドプロダクトクラウドを活用した本製品は、サプライチェーンの透明化、顧客エンゲージメントの強化、そしてサーキュラリティの実現に向けた新たな可能性を提示しています。

この連携を通じて両社はそれぞれの強みを結集しました。オランダの先進的なニットラボであるBYBORRE社は、最新技術と熟練のクラフトマンシップをテキスタイルデザインに導入。一方、Avery Dennison Digital Solutionsは、デジタルツイン、クラウドデータ管理、各種アプリケーションを統合したエンドツーエンドのシステムを提供しています。

サプライチェーンの可視化
このスカーフは、Avery Dennisonが開催したトレーサビリティ・ワークショップ「Window of Textile Opportunities™」の一環として、BYBORRE社がデザインと編立を担当しました。製造工程において、製品には固有のQRコードを搭載したAvery Dennisonの「デジタルケアラベル」を組み込んでいます。

シリアル化されたデジタルラベルは、専用アプリを通じて「atma.io」プラットフォーム上のデータと同期します。この技術により、ラベルにスマートフォンのカメラをかざすだけで、以下のような詳細情報へ即座にアクセスできます。

  • 糸の原産地、混率、カラー
  • GOTS(オーガニックテキスタイル世界基準)などの認証情報
  • 原材料の製造からサンプリング、生産に至るプロダクトジャーニー
  • サプライチェーンの各段階で発生したCO2排出量

高度なトレーサビリティは、ブランド、消費者、そして業界全体に大きな価値をもたらします。事実、消費者の多くは製品の製造プロセスに関心を寄せており、66%が「倫理的に生産された製品」に対してより高い対価を支払う意向を持っています。

ブランド側にとっても、可視性の向上は需給バランスの最適化やサプライヤー管理の効率化に直結します。本プロジェクトが示す通り、生産から物流、小売に至る全工程のデータを集約することで、これらが実現します。さらに、サプライチェーンの完全な可視化は、炭素排出量の記録やコンプライアンス、認証の証明において不可欠です。こうしたニーズが、環境規制の強化に伴う「デジタル製品パスポート(DPP)」導入の背景にあります。

顧客エンゲージメントとサーキュラリティ
サプライチェーン可視化のための技術は、顧客との新たな接点創出など、多角的なメリットを生み出します。例えば、デジタルケアラベルをスキャンすれば、最適な洗濯方法などのケア情報にアクセスできます。これにより、製品をより長く愛用いただくことが可能となり、クローズドループ(循環型モデル)の実現を促進します。さらに、ブランドやサードパーティ企業、消費者は、蓄積されたデータをリサイクルや再販の効率化に活用できます。

また、本技術は多彩なマーケティング施策の展開を可能にします。購入前後のプロモーション、クロスセル、製品のパーソナライズ化といった手法を通じ、顧客エンゲージメントを飛躍的に強化できます。このコネクテッドスカーフが証明するように、デジタルソリューションと革新的な視点を組み合わせることで、ビジネスの可能性は無限に広がります。

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